ゼネラルモーターズ(以下GM)のブランドの一つであるシボレー。
特にスポーツカーやSUVの分野で世界中から高い人気を誇り、オセアニア圏を除く全世界に販売網があります。
シボレーの歴史
シボレーはスイス生まれのフランス人のレーサー兼エンジニアであるルイ・シボレーに由来します。
シボレー(CHEVROLET)という名前はアメリカ人には発音しづらいことからシェビー(CHEVY)という略称がついたといわれています。
1911年にアメリカ・デトロイトで設立したシボレーは1918年にGMグループへ正式参加、世界中に進出しました。
日本市場への進出も早く1920~30年代には大阪のGM工場で、シボレー車を製造・販売しています。
1950年代にはベルコアやコルベットが大ヒットし、GMブランドとして確固たる地位を築きました。
シボレーのエンブレム
初代エンブレムはルイ・シボレーと共に会社を立ち上げたウィリアム・ディラントが旅行先で見つけたホテルの壁紙のデザインが採用されたといわれています。
初代エンブレムは青基調のデザインでしたが、現在はメタリック調のデザインです。
蝶ネクタイに似ていることからボウタイと呼ばれるようになりました。
シボレーの主な車種
コルベット
シボレーを代表するスポーツモデルであるコルベットは1953年に誕生しました。
欧州車の2シータースポーツモデルに匹敵するモデルをアメリカでも発売するべく登場したモデルです。
当時の最先端素材であるFRP製のコンパクトなボディに直列6気筒エンジンなど、惜しみなく投入されましたが、エンジンの出力は150馬力と非力でした。
その後、V8エンジンを搭載しGMのフラグシップモデルとなります。
カマロ
シボレー・カマロは2ドアタイプのクーペです。カマロというのはフランス語で友人を意味する言葉から取られました。
安くて高性能なスポーツカーを作りたいという想いを実現した車で誕生と同時に爆発的に売れ、サーキットでも優秀な成績を納めます。
今ではアメリカンスポーツの代名詞的車種となり、根強い人気を持つシボレーの看板です。
インパラ
1958年に販売され、現在も生産販売されているフルサイズのセダンです。特に初代から5代目はビンテージカーとして日米で高い人気を誇ります。
現行は2019年モデルで、日本の道路でも十分乗れるサイズです。特に全幅に関しては1900mmを下回っているため、現行モデルのカマロよりも幅が狭くなっています。