キャデラックが誇る本格SUV「エスカレード」。
1999年に初代が登場し、2020年に現行の5代目が登場しました。
日本で輸入できるトラックシャシー(車台)ベースのボディ・オン・フレームタイプのアメリカンSUVでは正規輸入されているのがエスカレードのみとなっています。
エスカレードはどんな車?
アメリカに限らず、世界のセレブの御用達となっているのがエスカレード。
日本でも購入者は会社経営者が多く、年齢は幅広く20代でも珍しくありません。欧州車も含め様々な車からの乗り換えがあります。
そんな5代目エスカレードは最新技術が多く搭載されていることが特徴です。
エクステリアデザインは、キャデラックのアイコンである縦長のデイタイムランニングライトが目を引きます。
さらに細身のホリゾンタルヘッドライトが新たに加わり、ワイド感と力強さが強調されました。
インテリアはキャデラックの中でも先鋭的なパネル周りになっていて、メーターと左右のディスプレイをあわせて38インチの巨大ディスプレイは湾曲型で、4Kテレビの2倍の高精細度を誇ります。
この最先端ディスプレイと組み合わせるナビゲーションシステムはAR(拡張現実)に対応していて、ストリートビューや、ボディの前後左右に搭載した4つのカメラによるバーズアイビューが可能です。
さらに赤外線センサーによって歩行者や大型動物を検知してディスプレイに表示するナイトビジョンも搭載されています。
また、ルームミラーにはバックカメラの映像を映し出すリアカメラミラーが採用されました。
エンジンは6.2Lの自然吸気V8エンジンに最新型の10速ATという組み合わせです。
足回りでは22インチホイールが採用されています。
運転支援技術(スーパークルーズ)も搭載
北米向けのエスカレードにはキャデラックの運転支援技術スーパークルーズが搭載されているため、高速道路でハンズオフが可能です。
精度向上の主要技術として3Dダイナミックマップのデータを活用しています。これはGMの専門チームが生成したもので、チームは日々360度ライダーを搭載したデータ集積車両を運行し2年がかかりで完成させたそうです。
ダイナミックマップのデータは車線やカーブ曲率だけではなく、ガードレールや分離帯など路上の構造物、登下坂やうねりなどの全地形が含まれています。
そのため、運転者が始めて走る道路でも、車はすでに知っている状態で走ることができるのです。