アメ車はどこで買ってもいいわけではない
日本車を新車で購入する場合、ディーラーへ行って契約すれば、あとは納車を待つだけです。
正規販売店で新車を購入するならば、品質は間違いありませんし、保証内容やサービス体制は基本的に同じだからです。
しかし、アメ車は国産車のようにはいきません。正規販売店であっても店舗ごとに経験やノウハウの蓄積がまったく違います。
そこで必要になるのがお店の選び方です。
信頼できるお店の選び方について
アメ車はどこで買ってもいいわけではないと説明しました。次に信頼できるお店の選び方について紹介します。
相場より安すぎる場合は疑うべき
どのような車にも価格の相場があります。この相場は誰かが決めているのではなく、何百台という取引の中から、購入者と販売車の希望が合致した結果が相場となるわけです。
中古車の場合、走行距離だけではなく、故障の有無、内外装の程度、装備品などさまざまな条件があり、過去に取引された車の状態と価格から、価値を判断します。
そのため、相場よりも安すぎるとどこか問題があると思うのが普通です。その理由をきちんと説明してくれるのであれば、ある程度信頼できる販売店と言えるでしょう。
人気車で故障がなく、走行距離が少ないにもかかわらず、相場より安い場合、走行距離の改ざんを疑うべきです。
自動車履歴証明書を発行してくれるか
アメリカでは民間調査機構「CARFAX」からVIN（走行履歴）を照会し、問題がないか確認することができます。
CARFAXでは販売店、整備・点検記録、事故歴、走行距離、災害歴など詳細に記録されており、自動車履歴証明書を発行することが可能です。
欲しいアメ車の走行履歴を調べてほしいと依頼しても、VINがわからない、うちではやっていない、調査に高額の料金を請求してくるような販売店はやめておきましょう。
本当の走行履歴が知られるとまずいからです。メーター改ざん車を購入しないように、きちんと調べてくれるお店を選びましょう。
ただ、CARFAXも万能でないため、注意が必要です。
修理やメンテナンスができるか
アメ車を販売しているかといって修理やメンテナンスができるとは限りません。
そのような販売店で購入したら、トラブルがあった場合、修理はどこですればいいのか路頭に迷うことになってしまいます。
修理・メンテナンスができる工場を知っているならいいのですが、できれば購入したところで面倒を見てもらいたいですよね。