古きに渡る歴史を刻む、アメ車
自動車産業が創設されてから現在に至るまで、世界に幅広くその存在を知らしめているアメ車ですが、特に大事に世界大戦後からは、世界の自動車産業を4世紀に渡って牽引するほどの、広く世に普及していたことが特徴です。
1950年代後半~1960年代にかけて特に人気を集め、世界に誇る車を数多く輩出し、現在まで人気の高いアメ車を生み出す事になりました。
このアメ車黄金時代に作られた車の代表作としても知られているのが、T型フォード、通称フォードと呼ばれる車です。
自動車の大衆化に一躍買った大衆向けの車として知られており、アメ車の先駆者、アメ車の時代を作った車として現在でも人気を集めています。
フォードの存在感は当時製造された車の中でも正に別格で、ビッグスリーの中でも特に人気を放ちました。
現在も地球上にある車の3分の1をも占める程のシェアを誇りましたが、時代と共に多くの車が販売され、更なるアメ車時代へと発展していきます。
一時危機が訪れ危険な時代も
一時は黄金時代で世界のシェアが独占状態であったアメ車ですが、1970年代初冬に起きた、オイルショックによって時代が激変します。
オイルショックにより車にとって必要不可欠なガソリンの高騰化、更に排気ガス規制が行われた影響で、アメ車ならではの大排気量エンジン搭載フルサイズカーは、販売数が激減してしまいました。
その後コンパクトカーを開発するも、日本やドイツ車などのコンパクトカー得意な国家に遅れを取ってしまい、黄金時代が幕を閉じることとなったのです。
1980年代初頭までは実に厳しい戦いを強いられましたが、その後の回復力が凄まじいのもアメ車の歴史を語る上では欠かせません。
1990年代を迎え、アメリカ経済全体が高騰・不動産バブル期に突入し、景気が回復をした結果、アメ車の売り上げもアップしたことで、アメ車のシェアが回復期に突入したのです。
特に高級車として知られるSUVやミニバンなどの大型車需要や、セダンなどの大型乗用車などが業績を伸ばしていった結果、アメ車人気が復活をしました。
このように、アメ車の歴史は上々なだけでは無く、時代と共に様々な荒波を経て、今に至ります。
今後も更なる発展を遂げ、広く愛されていくでしょう。